歴史の小径

食ブログで書ききれなかった歴史と散歩の話

毛利元就(の妻)の小説・永井路子の『山霧』を読んだ

2021年のゴールデンウィークは2020年と同じく、家に居ることが推奨されましたね。 読書が捗ります。 ふと読み始めた『山霧』は、引き込まれて3日で一気に上下巻を読んでしまいました。 せっかくなので感想をシェアします: 毛利元就の妻を主役にした歴史小説…

【想像】金森長近と土岐一族、そして本能寺の変

登場する武将は2000人ほどというゲーム『信長の野望』には登場するが、小説やドラマにはなかなか登場しない金森長近さんについて、前回のダイジェストを書きながら想像の翼が広がりましたので記します。 はい、これは想像の記事です。すみません。 想像が広…

金森長近ダイジェスト

金森長近は、戦国時代の武将です。織田信長、明智光秀、斎藤道三と同じ時代を生き、地理的にも近くにいた人ですが、この3人と比べると格段に知名度が低いです。 しかし、もしかしたら天下をとれたのでは?と思うほどの生涯を送っています。戦国時代のミスタ…

毛利元就ダイジェストを書いて気がついたこと

今回の記事は、前回の記事で初めて歴史上の人物のダイジェストを書いてみて気がついたことあったので、それを書き留めるものです。 毛利元就をほとんど知らない人間が簡略な生涯なんて書いてしまってファンに怒られないかなとおそれつつ、様子をみております…

毛利元就ダイジェスト

東日本の人間であるせいか、毛利氏について詳しく知りません。 本能寺の変のあたりで、毛利氏はなんか大きい西日本の勢力だったなと思っています。 このような毛利氏についての認識を1段階深めるため、毛利元就の生涯をダイジェストでまとめてみます。 シン…

隅田川・荒川・江戸川ってどういう位置関係?(2) 完結

前回(1)の続きです。今回で散歩は完結します。 旧中川・荒川・中川と連続して東へ越えた先が江戸川区なんですね。 気がつけば江戸川区・船堀に来ていました。 荒川・中川を渡ったら、船堀から東へ伸びる新川を辿って江戸川を目指すのでした。 東西方向の水路…

隅田川・荒川・江戸川ってどういう位置関係?(1)

2020年の暮れ、用事のついでに歩いてみました。 これから書くことは、当該地域に住んでいる人にとっては片腹痛いもので、「知らなかったの?」と逆に驚くこともあると思います。 自分自身、横浜という遠くない所に住みながらこんなにも分かっていなかったの…

横浜の豊顕寺と多米氏のこと (4) 時代と巡り会いの妄想

横浜市の三ツ沢にある豊顕寺の説明板にある、北条氏家臣の多米氏についての考察、第4弾です。 今回の記事は、横浜に城をもらった多米元興が隠棲して1551年に豊橋から横浜へお寺を移転していたとしたら、という仮定のもとで想像を膨らませる内容です。 (上記…

横浜の豊顕寺と多米氏のこと (3) お寺の移設の時代について

前回の記事で、動乱の時代を生きる父から子への思いという仮説をもって良い話のようにまとめたのですが、ここで再々度、豊顕寺の説明文を確認しましょう。 当寺は、法照山と号す法華宗陣門流総本山本成寺末の寺院です。 三河国多米村(現愛知県豊橋市多米町)…

横浜の豊顕寺と多米氏のこと (2)

前回の記事では、横浜は三ツ沢の豊顕寺にある説明文から多米氏の足跡をイメージにしました。 もう一度説明文を載せましょう。 当寺は、法照山と号す法華宗陣門流総本山本成寺末の寺院です。 三河国多米村(現愛知県豊橋市多米町)の郷士多米元興は、先祖菩提の…

横浜の豊顕寺と多米氏のこと (1)

史跡にある説明を読んで、そのときは分かった気になるけれども、再び訪れて同じ説明を読むとまた「ふーん」と同じことを分かった気になる。 つまり理解していないのです。 文章が悪いのではありません。 その場では文章として理解した気になっていても、文章…